抜け落ちる。

さて、本当に語る事が無くなってきた。
最近はどうも、「無常感」みたいなものに精神が支配されていてちょいと辛い。
起きて、寝て、また起きて、飯を食って寝て。遊んで、寝て。
ある種夢見ていた生活だったが、やはり辛いわ。

将来、大金持ちになったら、仕事も何もせずに好きな事やって暮らしたいとかちょっと憧れた事があった。
ここ一ヶ月ちょっとは、それの予行演習みたいな感じで過ごしてたが、
何もしないというのはやっぱ辛い。

会社の社長さんなんかは金持ちで仕事しないでも生活ができるのに仕事に明け暮れるのは、そういう理由があるんだろうな。

福本信行という漫画家の作品に「銀と金」というのがある。
その中で株関係のブローカーと話をする場面があるのね。
主人公はブローカーに聞く。

「銀行の預貯金だけで、生活ができるのに どうして生き死にをかけたような仕手を組むんですかっ・・・・・・
黙っててもお金が転がりこむのだからそれでいいじゃないですかっ・・・・・・」

素人の主人公の一般人からの視点での発言だな。
同じ事を考える人は多くいると思う。
そしてブローカー。

「それは死人の考えや・・・・・・」

人生に必要なのは金ではなく「張り」だと主張するブローカー=作者の一視点。

色々な人に会い、色々な本を読んだりする時に、このフレーズが頭を過ぎる事が多い。

斉藤一人氏の本を読んだ時もそれに共通するような考え方が出てきて、中々為になった感じがした。
お金も欲しいが、人生の「張り」「最高」を求めて生きていきたい。

そんな感じの夜でした。